歯周病とからだの健康について
こんにちは。
今回は「歯周病とからだの健康について」をご報告します。
歯周病は糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、骨粗鬆症など様々な病気と関係していることが証明されています。
その理由は歯周病の原因となっている細菌が引き起こす「菌血症」と「慢性炎症」にあります。
「菌血症」とは、血液の中に菌が入ることです。
悪い菌が血管の中に入ってしまうと病気になってしまいます。
歯ぐきの中で歯周病菌が悪さをすると歯ぐきに炎症が起き、歯ぐきの中には潰瘍ができます。
その潰瘍から歯周病菌が血管内に侵入し、からだのあちこちで悪さをします。
「慢性炎症」についてお聞きになったことはありますか?
炎症にはすぐ収まる急性炎症となかなか収まらない慢性炎症があります。
慢性炎症がからだに起きていると、がん、動脈硬化、糖尿病、そして、老化の原因になるそうです。
歯周病も歯周病菌のせいで生じる慢性炎症です。
歯周病にかかっている人は成人の8割と言われていますが、それだけの多くの人が口のなかで炎症を抱えています。
そして、この「菌血症」と「慢性炎症」がいろいろなからだの病気に関係しています。
その数、なんと106種類だそうです。
歯周病は自分ではなかなか気づきにくい病気ですが、健康のためには注意しないといけない病気ですね。