しっかりとした診断 将来を見すえた治療計画
「痛いところだけを治療する」
「痛くなったら、また治療する」
その繰り返しでは、将来取り返しのつかないことになるかもしれません。
もりもと歯科クリニックでは、そのような未来を迎えないようにするために
初めて来院された際にはしっかりとした診断を行い、
将来を見すえた治療計画を立てて、歯を守る治療を目指しています。
歯周病について
毎日丁寧に歯磨きをしていても、細かい歯垢(汚れ)や歯石がどんどん蓄積してしまいます。
歯周病はそういった日常のちょっとした磨き残しが原因となり、
最終的には歯を失ってしまう病気です。
40歳以降、歯周病に罹患する率は増えていき、
50歳以上では歯の喪失原因の53%が歯周病と言われています。
厚生労働省の調査では、
30~34歳の40.1%の人に歯石の沈着があり、
20.3%の人に歯周ポケットができています。
歯周病の治療は早めの対策(早期発見・早期治療)をお勧めします。
歯周病の進行
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歯や歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目)に磨き残しがなく、歯肉もキレイで健全な状態です。
歯を支えている骨もしっかりしています。 -
歯ブラシで磨きにくい歯周ポケットにだんだんと歯垢が蓄積しています。
もっと磨きにくい所には歯石も沈着しています。
歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れます。 -
炎症が奥まで進み、歯を支えていた骨を溶かし、歯ぐきが退縮しています。
歯ぐきからは膿も出てきて、口臭の原因にもなります。 -
歯を支えていた骨がなくなってしまい、歯が傾いています。
歯周病としては末期であり、歯を残すには非常に厳しい状態です。 -
歯が抜けてしまいました。
抜けた部分の治療方法はいくつかありますが、抜けてしまった歯を元に戻すことはできません。
隣の歯にも影響がないか心配です。
むし歯について
もりもと歯科クリニックでは、できる限り「残す治療」「痛くない治療」を目指しています。
むし歯治療においても、
「歯を削らない」「神経を取らない」「歯を抜かない」を大切にしています。
また、多くの患者さんが不安に思われている治療中の痛みについても、
少しでも軽減できるように、器具や設備を準備しています。
心を落ち着かせて治療を受けていただけるように努力を続けます。
むし歯の進行
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キレイな状態ですが、歯の頭にある溝が深いので、磨きにくく、むし歯になりやすい形をしています。
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やはり溝の部分から、むし歯ができてしまいました。
この段階では、エナメル質(歯の表層)にとどまっているため、痛みはほぼありませんが、気づきにくいので、注意が必要です。 -
むし歯が進行してしまい、象牙質(歯の深部)に到達しています。
ここまで進むと、ひどい痛みが生じてしまいます。 -
さらにむし歯が進行し、歯の頭がなくなってしまいました。
歯の神経にもむし歯が侵入しており、神経を取らなければいけません。 -
むし歯に感染した歯の神経を放っておくと、むし歯が歯の根の周りの骨を溶かし、自分たちの住処にしてしまいます。
もしかしたら、痛みがなくなっているかもしれませんが、むし歯は骨の中にまで進んでおり、非常に危険な状態です。
まずは予防を!
歯周病もむし歯も早めの対策(早期発見・早期治療)が大切です。
それ以上に大切なのは、歯周病やむし歯にならないようにする”予防”です。
“予防”に勝る治療はないと思います。